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充填済み紙容器外観検査装置

Pキャン外観検査装置
充填後の飲料容器の誤印字、及び容器の座屈等の検査装置ラインを既存コンベヤラインに生かしバイパスラインでの増設にてご提案させて頂きました。

仕様

1)機械の大きさ 2440(全長)×400(奥行き)×1840(高さ)操作盤含む
2)重量 約550Kg
3)電源 三相AC200V 消費電力 1KVA未満
4)消費エア 0.5㎥(ANR)
ワーク寸法 トップφ41mm ボトムφ60mm 高さ127mm

動作及び工程説明

飲料製品の充填ラインから搬送される充填済み紙容器の外観及び液体の漏れを検査して良品と不良品に選別する装置です。本機は既存充填ラインの搬送コンベヤを撤去する事無くレイアウトできる構成になっています。

各検査工程の名称と目的は以下の通りになります。

1) 底面ずれ検査部
容器の底面を構成するボトム紙の、成形不良を検査する工程です。
検出には変位センサ4個を十文字に配置し、奥行き方向のずれを検出することにより、良否判定を行います。4個のセンサの検出した値が均一の場合良品と成ります。

底面ずれ検査部

2) 底面画像処理検査部
容器底面部のボトム紙と、容器側面を構成するサイド紙の勘合不良と、ボトム紙に印字されている文字の有無を検査する工程です。
検出にはLEDリング照明とCCDカメラの構成で行います。

底面画像処理検査部

3)製品底面漏れ検査部
主に底面からの内容物の漏れを検査します。
検出にはLEDリング照明とCCDカメラの構成で行います。

製品底面漏れ検査部

4)上面画像処理検査部
容器底面部のトップ紙と、容器側面を構成するサイド紙の勘合不良と、それによる内容物の漏れを検査する工程です。
検出にはLEDリング照明とCCDカメラの構成で行います。

上面画像処理検査部

装置の目的

目視にて対応していた検査工程を、機械化することによりヒューマンエラーの削減、検査作業の精度向上と、良品、不良品の仕分け作業の安定化、高速化が目的です。